農業日和~Part86~

先週木曜日に、サポートハウスとびらは長坂で大豆収穫後の作業をしてきました。 この日は、さやから大豆を取り出す作業をすることになっていたのですが、何しろとてもたくさんの量ですので、とても終わらないということがうすうすわかっていました。「手伝いますよ!」と駆けつけてくださった方もおられて、4名で作業をしました。 収穫直後と違って、乾いてくると、大豆を踏んだときに「パリパリ」と良い音がします。 朝露に濡れてしまったということもあり、まだ乾いていないものはビニールハウスや外に並べて乾かしてからの作業です。 ちなみに、今回、「唐箕(とうみ)」と呼ばれる木製の機械も使わせていただきました。唐箕は、風の力でさまざまな選別ができる便利な農具で、「この辺ではどの家にもあるよ」と教えてくださいました。手回しハンドルを回して羽根車を回転させて風を送ることで、大豆とそのほかのゴミなどが分別されていきます。 今回は、昔はこうやって収穫していたんだと改めて大変さを実体験しました。 今回は1日通しての作業時間が確保できましたので、ビニール袋一杯になるほどの大豆をさやから出すことができました。 この大豆、次は選別作業が待っているのです。 お手伝いくださった方によると、お盆にのせて選別するやりやすい方法があるのだとか。 今回少し教えて頂いたので、一度やってみようと思っています。 まだこの2枚の写真の通り、さやから大豆を出す前の状態のものがたくさん残っていますので、次回は機械をお借りして作業をする予定です。 機械にかけると、なんと、1時間ほどで終わるのだそうで…。一度やってみて「調べたほうがいいね」、「農家さんはどうやっているのかな」などという声が上がり、実際に調べたり知っている方に聞くという流れになり、機械を借りるという話に至りました。最初からなんとかしてもらうよりも、自分たちでやってみて考えて対話しながら決めてやっていくというサポートハウスとびらのやり方そのものがここにも表れています。 経験する、やってみて考える、自分たちで考えて対話して決定する、ということの大切さを日々感じています。 今回は、自分たちだけではなく、いろんな方にサポートしていただいて、手伝っていただいて、作業することができました。私たちが作業すると聞いて、駆けつけて下さった方、道具を貸してくださった方、本当にありがとうございま...